Detroit Become Human をやった

2020/10/26

Detroit Become Humanをやった。

前々から評判の良さは聞いていたものの、PS4を持っていなかったりお金がなかったりでプレイしていなかったが、諸事情によりPS4が手元にあることを思い出したのでプレイした。

1.2周ほどプレイした結果2020年ベストゲームを十三機兵防衛圏と争っている。

なにが良かったのか

このゲームには様々なルートが存在しているが、プレイヤーに全てのルートを体験させるようには作られていない。なるべく多くの人間が異なるルートを辿って初回プレイを終えることを第一目標として設計されている感じがあり、自分はそこに適性があった。

コンプ率を100%にする遊び方があまり性に合っていないのと、セーブデータを消してストーリーを再度初めからプレイする遊び方が好きなので、そのために設計されたゲームが心地よかった。人によってストーリーが変化するため実況などでも人気があったような雰囲気を感じるのだと思う。

逆に言えば全てのルートを見たい、ルートをコンプしたい、という人には辛い設計になっている。

特にこのキャラやストーリーが良かったというよりはゲームとしての総合体験がとても優れていた。映画を自分で操作している気持ちになるようなカメラワークやゲームシステムの設計により、一度始めると先を続けたいという気持ちが煽られ続ける。

ルート分岐による自分で話を紡いでいる感も相まって、自分というプレイヤーがゲームに影響を及ぼしている感が大きく、それも没入感に一役買っていたと思う。

なんとなくファイナルファンタジーを思い起こさせられるようなカットも多く、あのゲームがやりたかったのってこういうことなんだろうな、という気がした。

また、3Dモデルの動きがやたらリアルだなと思っていたら、全ての動きをモーションキャプチャを使って3D化しているらしく、ゲームにありがちな動きの微妙さによって体験が損なわれることもなかった。ムービーとの画質の違いもさほど感じなかったし、そういった点でも不満がほとんどない。